トップページ > 交通事故保険とは?
『交通事故での負傷には 保険が使えます』ということは知っているものの、
どんな保険がどんな場合に適用されるか、はっきりとわからない…
ということはありませんか?
いざという時のために 交通事故に対する保険がどのような仕組みになっているのか知っておきましょう。
交通事故時に使える保険、いわゆる自動車保険と呼ばれているものには、
『自賠責保険』と『任意保険』の2種類があります。
『自賠責保険』 とは すべての自動車、バイク、原付(原動機付自転車)を運転するにあたって必ず加入することを義務付けられている保険です。(強制保険とも呼ばれています)
『任意保険』 とは その名の通り加入する・しないは任意(自分で決められる)の保険です。自賠責保険だけでは事故時の補償がまかない切れないことが多い為、一般的には、ほとんどの方がこの『任意保険』も併せて加入されています。
※例外として、自損事故による負傷の場合や加害者のいるケースの事故で被害者が「第三者行為による傷病届」を提出した場合などは、ご自身が加入されている健康保険を利用していただけることもあります。 また、通勤中や仕事中の交通事故については、労災(労働災害保険)が適用される場合もあります。
『自賠責保険』 は、損害保険会社や郵便局などで加入することができますが、ほとんどの場合、車の購入時や車検時に車の販売代理店や車検を請け負う修理工場などが加入・更新の手続きを仲介してくれます。
但し、自動車や 排気量251cc以上のバイクの場合は車検時に更新されますが、250cc以下のバイク(原付含む)には車検が義務付けられていないため、気が付いたら保険が切れていた、ということもありますので最低1年に1回は確認するようにしましょう。
『任意保険』 は加入者様ご自身が必要に応じて損害保険会社などで加入していただく保険です。加入時期、保険料、補償額など様々な選択が可能です。
『自賠責保険』 は、いわゆる「対人保障」の保険で、加入している車両での事故により
相手を負傷、もしくは死亡させてしまった場合に支払われます。
保険金が支払われる対象となるのは 車の所有者以外の事故時の同乗者、事故の相手(車に乗車中、歩行中に関わらず)の負傷・死亡に対しての治療費や慰謝料、休業手当、介護手当などとなります。
負傷・死亡したのが「車の所有者」及び「事故時の運転手」だった場合は保険金は支払われません。たとえば「車の所有者が助手席に乗り、他の人が運転して事故に遭い二人とも負傷した」などというケースでは、車の所有者にも運転手にも自賠責保険からは治療費などの保険金は支払われない、と言うことになります。
『任意保険』 は、加入時に対物(対車両)、対人など保障対象となる条件や補償額を加入者様ご自身が選択することが出来る保険で、自賠責保険で補償しきれない負傷や車の破損、運転者や車の所有者ご本人のケガの治療費などについても限度額までであれば保険金が支払われます。『自賠責保険』
保険料、補償額ともに法律で定められています。
☆自賠責保険の補償内容
障害 | 死亡 | ||
---|---|---|---|
傷害による損害 治療費、休業手当慰謝料など 1事故1人あたり 最高120万円 |
後遺障害が残った場合 障害の程度 (等級)に応じて 75万~4,000万円 |
死亡による損害 1人あたり 最高3,000万円 |
死亡するまでの 傷害による損害 最高120万円 |
☆自賠責保険の保険料
保険料は法律で定められており、車種(自家用乗用自動車・軽自動車・二輪車などの種別)や保険の契約期間によって保険料が変わっていきます。
例:自家用乗用自動車の場合(平成26年6月現在)
契約期間 | 37ヶ月 | 36ヶ月 | 25ヶ月 | 24ヶ月 | 13ヶ月 | 12ヶ月 |
---|---|---|---|---|---|---|
保険料 | 40,040 | 39,120 | 28,780 | 27,480 | 17,310 | 16,350 |
この金額を車の新規購入時や車検時に、多くは車の販売代理店や修理工場を介して 加入している損害保険会社に支払う形になります。車検切れを起こした場合や個人的に車を譲渡・売買した場合、また250cc以下のバイク(車検制度がない)の場合などは自賠責保険に加入・更新されているか定期的に確認をするようにしましょう。
『任意保険』
それぞれの保険会社や加入者様の事故歴、車種などによって保険料、補償額が異なります。
☆ノンフリート等級制度
任意保険に加入するとき、加入者様の過去の事故歴などを元に「等級」が付くことになります(ノンフリート等級制度と言います)。
等級には1等級~20等級があり、初めて自動車の任意保険に加入するときに6等級もしくは7等級が適用されます。1年間無事故の場合は翌年1級上がり(6等級なら7等級になります)、事故を起こしてしまった場合はその事故の内容に応じて翌年より等級が下がります。
等級が上がることで 同じ保険に加入していても保険料の割引率が上がる仕組みになっているため、事故を起こさないでいることで保険料を安く抑えることができるようになります。
☆その他
任意保険の保険料について、このような等級制度の他、保険会社、対物・対人などの条件、補償額、排気量や車種などによっても任意保険の保険料は変わっていきます。
その時々の加入者様の支払い可能な額や家族構成、対人・対物などの条件、万が一の場合支払われる補償額の限度額などを検討した上で最適なプランでの保険加入をされるようおすすめいたします。
『自賠責保険』や『任意保険』などの保険を使えるのは
総合病院や個人病院(企業医院)、接骨院、鍼灸院のみとなります。
整体、カイロプラクティック、リラクゼーション、マッサージ、足つぼ、
エステなどでは保険を使って施術を受けていただくことは出来ません。
・自分が入っている保険会社の連絡先をわかるようにしておきましょう
事故は突然起こります。携帯やスマホなどに保険会社への連絡先を登録していても、事故の衝撃で携帯などが故障してしまったり、自身がケガをしてしまったりして電話が出来なくなる可能性があります。紙などに保険会社名や連絡先、わかれば担当者名などを記入したものを手持ちのバッグや車内のわかりやすい所に保管しておくと、いざというときに便利です。
・任意保険は「年齢条件の変更」があります
加入時に加入者様の年齢に応じて「年齢条件の変更」を行なうことができます。
この「年齢条件」は被保険者やその配偶者、同居している親族などが対象となります。
たとえばご家族の中で運転可能な方が全員30歳を超えている場合などに、「30歳未満不担保」と言う条件に保険内容を変更することで保険料を安く抑えることができます。
反対に、条件の年齢に当てはまらないご家族の方などが運転して事故を起こしてしまうと保険金が支払われなくなってしまうことになります。別居の親族や友人・知人などの場合は、この年齢条件に関係なく保障を受けられることがほとんどですが、加入者様が「本人限定」や「家族限定」などの「運転者限定特約」をつけている場合など別居の親族や友人でも保障されないケースもありますので注意が必要です。 加入者(被保険者)様以外の方が車を運転される際は、このような条件に当てはまっているのかどうかを事前に必ず確認するようにしましょう。
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