トップページ > 交通事故に遭わないために > ドライバーのみなさんへ
車でお出かけする際は、途中でどんなトラブルに遭遇するかわかりません。
思わぬ渋滞などに巻き込まれたりして「予定の時間に間に合わない!」など、
イライラしてしまうことも…。
でも、そんなイライラ運転は大変危険!
冷静な判断が出来なくなり事故の原因にもなりかねません。
目的地に到着するまでにどのくらいの時間がかかるのか出発前に確認し、
余裕を持って出発 しましょう。
「行きたい場所がなかなか見つからず あちこち迷ってしまった」
「通ろうと思っていた道が実は一歩通行で通れなかった…」
ルートをあらかじめ確認しなかったことで焦りが生まれ、結果事故を起こしてしまった…
などということも。
目的地までのルートは、事前に確認 しておきましょう。
カーナビなどのナビゲーションだけに頼らず、地図でおおよそのルートを事前に把握しておくと不測の事態にも対応がしやすくなります。皆様は、シートベルトの設置義務と着用義務についてご存知でしょうか?
シートベルトの設置・着用義務についての法律は 年々変化しております。
日本での自家用車の普及の歴史はすでに100年ほどになりますが、シートベルトは初めから設置されていたわけではありませんでした。
1969年 | 国内で生産された普通自動車の運転席へのシートベルト設置の義務化 |
---|---|
1973年 | 助手席にもシートベルト設置の義務化 |
1975年 | 後部座席へのシートベルト設置の義務化 |
このように、シートベルトの自動車への設置自体義務化され始めてから
まだ半世紀も経っていないのです。
では、着用義務についてはどうなのかというと、
1971年 | 高速道路、自動車専用道での運転席・助手席での シートベルト着用の「努力義務」 が課される(罰則なし) |
---|---|
1985年 | 高速道路、自動車専用道での運転席・助手席での シートベルト着用義務化、罰則も導入される |
1992年 | 一般道においても運転席・助手席でのシートベルト着用を義務化 |
2008年 | 後部座席でのシートベルト着用義務化 |
全席シートベルト着用が義務化されたのはごく最近の為、まだ“着用しなくて良い” 上記のように、シートベルトを「当たり前のように着用する」ようになってからは歴史が浅いため、ご年輩の方ほど着用の義務を認識されていない場合があります。
交通事故による死者のうち、シートベルトを着用していなかった方の6~7割ほどは「ちょっとの距離だから」「面倒だから」などと油断せずに、自動車に乗るときは後部座席の方も含め 全員がシートベルトを着用 するようにしましょう。
尚、現在は6歳未満のお子様のチャイルドシートの使用も義務付けられています。
スピードを出し過ぎていると、ハンドル操作を誤ったり、
ブレーキをかけてもすぐに止まれなかったりと大変危険です。
自動車は乾燥した路面で時速40キロで走行した場合、
危険に気付きブレーキをかけてから約20メートルで停止しますが、
時速60キロだった場合はこの距離が37メートル、
80キロだった場合はなんと58メートルも進んでしまいます。
つまり、スピードが20キロ増えるごとに停止距離が約倍ほどにもなってしまうのです!
スピードオーバーは事故のもと です。走行中は前の車との車間距離を十分に取り、法定速度内での走行を心掛けましょう。
この20年ほどの間に、携帯電話の普及率はどんどん上昇し、今ではほとんどの人が携帯電話・スマホ(スマートフォン)を所有するようになりました。
大変便利な世の中ではありますが、つい運転中に携帯電話の操作をしてしまったり、赤信号待ちなどでメールの確認をしたりしてしまう人が増えています。
「常に携帯電話やスマホの画面が見られる状態でないと落ち着かない」
「メールが着たら返さないといけないと思ってしまう」
などという状態に陥る人(『携帯依存症』と呼ばれています)なども多く、運転中にも関わらず携帯電話の画面に注目してしまう人や、意識が携帯電話に向いてしまう人も出るようになりました。
その結果 運転中の携帯電話使用が原因となる交通事故が多発するようになり、平成11年より「運転中の携帯電話の使用」が法律で禁止されました。
平成16年よりさらに罰則が強化され、現行の道路交通法では
・「運転中の携帯電話保持」については点数1点・罰金6000円
・「運転中の携帯電話使用(通話など)」については点数2点、罰金9000円の罰則
となっています。
携帯電話の使用が原因の事故については カーラジオやカーステレオの操作などとあわせて「わき見運転」として統計が取られるため、詳細なデータを正確に取ることは難しい状況ですが、アメリカでは「自動車事故の4分の1以上が 携帯電話を使用中に発生したものと推計される」というデータが発表されており携帯電話の普及率の高い日本でもかなりの割合で携帯電話の使用が原因の事故が発生していると考えられます。
ほんの一瞬、たとえばメールを確認するためにたった2秒間画面を見ただけでも
時速40キロの自動車なら約20メートル、60キロなら約30メートルも進んでしまいます。
もし目の前に歩行者や自転車が飛び出してきたら?
よけるのは大変困難ですね。
自動車の運転中はメール・通話に関わらず
携帯電話・スマホの使用は絶対にしないよう
注意しましょう。
黄色信号は「注意」と言われていますが、正しい意味をご存知でしょうか?
黄色信号の正しい意味は
「停止位置から進んではいけない。
ただし、安全に止まれない場合はそのまま進むことができる」です。
つまり、基本的には「とまれ」という意味 なのです。
交差点内に侵入した直後に黄色になったなど、安全に止まることが出来ない場合はそのまま進むことができますが、周辺の状況などを確認し、停車可能と判断した場合は黄色信号でも止まるよう心がけましょう。
全国の交通事故発生件数・負傷者数・死者数は減少傾向にあります。
1990年代に突入した平成2年頃には、全国で毎年10000人以上の方が交通事故により命を落としていました。
2000年代に入ってから、年々酒気帯び運転に対する罰則が厳罰化され、自動車の安全性能の向上なども重なり年々交通事故による負傷者・死者数が減り続け平成25年の調査では全国での交通事故による死者数は年間4373人まで減少しました。
自動車自体の安全性能は1990年代あたりから急速に向上していますが(エアバッグの導入など)、車両自体の台数がここ20年ほどほぼ横ばいであることや2001年の飲酒運転に対する法改正後に急激に交通事故による死者数が減少していることなどを考えると、飲酒運転の厳罰化が交通事故の抑制に大変効果を生んでいるということがわかります。
また、逆にいえば それだけ飲酒運転は危険であるかということのあらわれでもあります。
このひし形のマークは、前方に
信号機のない横断歩道、または自転車横断帯があることを示すマークです。
このマークを見かけたら、減速するなど常に横断者のいる可能性を想定した運転を心掛けましょう。
後述してありますが 自動車対歩行者で一番多い事故のケースは「横断歩道での事故」なのです。「車」対「人」では歩行者が大きな外傷を負う事故に発展することが多いので、
「◇」があるところ、特によく使用する道路では気をつけるようにしましょう。
毎日通る道だからこそ、油断から事故に遭遇することが多いのです。
近年ではコンビニエンスストアの増加により、
特に駐車場内での事故が増加しています。
駐車場内はスペースが限られている上、人の乗り降りが最も多く、また他の車の陰になったりすることで歩行者に気付きにくいなど事故が大変発生しやすい場所です。
特に買い物を終えて車を発進させるときや道路に出るときは周囲を良く確認し通行人がいないか気を配るようにしましょう。
さらに、駐車場ではブレーキとアクセルを踏み間違え店舗に衝突してしまう事故も急増しています。
ゆっくり走っているのだから大丈夫、などと過信するのは禁物です。
駐車場内では常に周囲に人がいるつもりで慎重に運転しましょう。
また、駐車場内を歩く際も 周りの車が
今から駐車するのか、出発するのか、
どちらの方向に進むのかなどに気をつけるようにしましょう。
夜間の運転で真っ暗な中を走行するときは 前方を確認するためにヘッドライトを点灯すると思いますが、ライトは進行方向を見やすくするためだけのものではありません。
鉄道の世界では古くから昼間でもライトをつけて走行するのが普通ですが、最近は自動車でも昼間からライトを点灯して走行しているのを見かけるようになりました。
義務化ではありませんが、トラックやバスなどでは“気付いてもらう為のライト点灯”を推奨しているからです。
近年のLEDの普及に伴い低電力で常時ヘッドライトを点灯できるオプションのある車も出てきているように、ライトは「前方を確認するため」だけではなく
「車に気付いてもらうため」にも役立っていると言うことですね。
暗くなってから点灯するのではなく、夕方暗くなる前や悪天候で見通しの悪い日などは必ず点灯するようにしましょう。
また、当然ではありますが夜間の無灯火運転は罰則の対象となりますので絶対にやめましょう。
静岡交通事故ガイド
copyright©2012 あおい接骨院 all rights reserved.